「沖縄かりゆし」を支えるスタッフたち

 沖縄からJリーグ入りを目指す「沖縄かりゆしフットボールクラブ」の 事務所が那覇市内にできた。国際通り沿いにある「かりゆしコミュニティプラザ」の 3階がそれだ。
 今どんなことをしているのかとさっそく訪ねてみた。対応してくれたのは事務局の 河野裕行さん(写真右)と赤嶺学さん(同左)だ。河野さんは苗字を見れば分かるように、生粋のやま とんちゅである。しかし、話し言葉は沖縄のイントネーションやアクセントになっていた。一方、赤嶺 さんは顔を見れば分かる通り、生粋のうちなーんちゅだ。沖縄王のK編集部員(与那原町出身)は「う ちなーんちゅは顔を見ただけで分かるさー」と言っていた。赤嶺さんの顔を見ると、「である」。
 ん? 話がそれたみたいなので、元に戻そう。

   いま2人は2つの新規開設に向けて忙しい。その1つは「沖縄かりゆし」のホームページの新規開設だ。 選手の経歴や昨年の試合データなどを載せる予定である。もう1つはファンクラブの新規開設だ。
 このほか、サッカースクールの支援もある。こちらはいわばサッカーの塾だ。小学生から高校生まで を対象に「沖縄かりゆし」の選手やコーチが技術指導するということで人気を集めている。毎週火木 の夕方の練習はこのG.Wに始まったばかりだ。

   Jリーグへの道はそれほど簡単ではない。しかし、少しずつ前進しているのは事実だ。その背景にス タッフのこうした地道な奮闘があることを紹介しておきたかった。



事務所の棚には輝かしい成績を証明するトロフィーがたくさん飾られている






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