主なメニュー
ブレンドコーヒー 250円
カプチーノ 350円
アイスカフェラテ 380円
アイスカフェモカ 400円
ストレートティー 300円
ロイヤルミルクティー 380円
スコーンセット(スコーン、ドリンク) 500円
クッキー 100円/3枚


住所:宜野湾市喜友名1-21-5 →地図
電話:098-892-7373
営業時間:正午から午後9時
定休日:月曜
ホームページ:
http://www.interq.or.jp/surfing/andy/



ロシア製カメラに囲まれた喫茶店
「monkey on the moon」


最近の進化著しいデジカメブームの一方で、比較的安いカメラやロシア製のロモなど、 どちらかと言うと写りの悪いカメラ(以下総称してオモチャカメラと言う)を使った写真が、 巷の女性に人気があるようだ。

 オモチャカメラが世の女性陣に人気がある理由を考えてみた。

 「はっきりクッキリ」写るのが命題である現代カメラの描写力に比べて、 (1)形がユニークでかわいらしい(2)安価である (3)いちいちマニュアル操作を気にせず、簡単にその日の気分で撮れる (4)どんなにボケてブレていようが、それを“芸術性”という視点で観ると 「私って意外と感性豊かじゃん!」といった錯覚に陥ること――などではないだろうか。

 今回は、そんなかわいらしいカメラ(主にロシア製)に囲まれ、 しかもおいしいコーヒーが飲めるちょっと変わった喫茶店を紹介しよう。

 沖縄市に向かう宜野湾市の伊佐交差点を右に上る途中に、 その店が少し遠慮がちに見えてくる。

 店に入ると、ゆったりした空間の中に、 かわいらしいロシア製カメラが展示品のように飾られている。 最近メジャーになったROMOやFED、HOLGAなどだが、どこかクラシック調でありながら見飽きない、 かわいい形のものばかりだ。

 値段は手ごろで、5000円ぐらいから2万円の範囲で買える。なおさら興味をそそられる。

 で、それらの“芸術品”を眺めながらコーヒーなどを飲めると言うわけである。

 店長の安藤昌教(まさのり)さん(29歳)は、長年住み慣れた東京での仕事に終止符を打ち、 2003年10月に新妻と一緒に沖縄に移住してきた。

 お店のコンセプトは? の問いに、「そうですね『らしくない店』かな。 カメラを販売しているけれどカメラ屋らしくない。コーヒーを出すけれどカフェらしくない。 それでいていつまでも、ゆるりと落ち着ける個人の隠れ家的空間を提供出来る店でありたいですね」 という答えが返ってきた。

 「先日来られたお客様もよほど居心地がよかったとみえて、 コーヒー1杯で半日以上もあの隅で本を読んでいましたよ」と屈託のない笑顔で言う。

 そうそう、忘れてはならないのが、安藤さんの作る手作りクッキー(3枚で100円)のおいしさだ。 これを食べながらコーヒーを飲むと、さらに気持ちも和む。

 あなたも、緩やかな時間を過ごしに「monkey on the moon」で緩やかな時間と素敵なBGM 、 カメラに囲まれてみませんか?

 なお、店の空間を利用した個展を随時受け付けている。 「値段は応談可。かなり安価なのは保証します」とのことです。(沖縄王・ビーン仲栄真)




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