横目静乃(よこめ・しずの)さん

 学校の朝会でみんなが「前習え」をしてきちんと並んだ記憶、あるよね。 この彼女は、今までこの整列の先頭を譲ったことのない、ちっちゃい子だ。 身長は148センチ(高校時代よりも伸びたらしい)! はっきり言って ミニモニにも負けない女の子なのだ。

 彼女は小学生の時も人より小さかったが、人一倍のおてんば娘だった。 「小学生のころは、為又ーズ(ビーマターズ。名護の地名で、為又の子供が集まった集団)を作って いろんな冒険をしたよ。家の屋根から屋根へ飛んで遊んだり、家の庭を掘って 石油を取ろうともしたなー」と、たくましい小学生生活を明かす。犬を追っかけた り、男の子をいじめてしまうこともあった。

 中学では「おてんば」こそ少し落ち着いたが、 図書委員長や選挙管理委員長をしたりと相変わらず活発だった。 高校時代は女子バレー部に入り、むち打ちや人差し指の脱臼になってしまう ほど練習に打ち込んだ。もちろんバレー部内では一番小さかったが、 卒業するまで一生懸命頑張っていたよ。

 ちっちゃな身体でいろんなことを頑張ってる姿がとてもかわいくて、 高校のクラスの女子からは「かわいいー」と言われていたほどだ。 クラスの女の子や部活の仲間からは「しずピー」という愛称で呼ばれていて、 今でも彼女はそう呼ばれることが多い。

 しずピーの夢は社会福祉士になることだ。「将来は社会福祉士だ けじゃなく、世の中の困っている人を助けたいなー。そうそう、福祉関係の有名人 になりたい!」と、大学卒業後はばりばりキャリアウーマン志向である。 それでも「結婚はしたい。子どもは3人ほしい」と言っている。 小さな体だが、夢や希望は大きいしずピーをどうかよろしく!

沖縄大人文学部福祉文化学科3年
1980年生まれ。名護市出身






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