首里杜館に入ってみよう


容器はビニル製


窓際から見える景色


これが龍樋

首里杜館の「龍樋」で青空とさんぴん茶を味わう

 首里城というと、行こうと思えばいつでも行けるし、 観光地だしということで、つい敬遠してしまいがちだ。 でも、観光客だけに楽しませておくのはもったいない。

 今回紹介するのは首里杜館(すいむいかん)の 中にあるスナック「龍樋」(りゅうひ)である。 「スナック」というのは違和感があるけれど、 それはさておき、 さんぴん茶やコーヒーなどが210円だ。 観光地であることを考えると値ごろ感が ある。

 ただし、ビニル製のコップだったりする。 値段を考えればそんなものかもしれないが、 沖縄を代表する観光地での 商売としては失格である。 「さすが公営」としか言いようがない。

 席は窓際がいい。 窓いっぱいに広がる空と、少しだけだが 東シナ海が見える。ああ極楽極楽。観光客に 占領させてなるものか。

 店の一角には、ビデオ上映中のテレビと イスがある。ここは無料で一服できる。

 ちなみに、首里城公園は国営公園と県営公園に 分かれている。前者は首里城の有料区域が該当する。 それ以外は後者で、この首里杜館は後者になる。 ここでの収益は、国と県、国と県から業務を 委託されている財団法人海洋博覧会記念公園管理財団に 分けられる。

 店名「龍樋」の由来は知っておきたい。 石でできた龍の口の部分から湧き水が 出ているもの(写真参照)を指す。首里城の 歓会門を入った右側にある。(沖縄王・西野浩史)





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