サンタ姐さんの恋愛言いたい放題 「別れの苦しみから飛び立つ」の巻 　沖縄市にある大人気ホテル「サンタ・クルス」と「サンタ・フェ」 （http://www1.ryucom.ne.jp/santa/）を総指揮するサンタ姐さんが、 今どきの恋愛事情をもとに熱く語り深く考え時にはバッサリ斬ったり笑い飛ばしたりする大好評恋愛企画です。 　今回は、愛する人との別れにどう立ち向かうか、です。 どんなに愛しあっていてもいろんな理由でふたりの愛が終わることがあるものです。 七転八倒の苦しみをどう受け止めればいいのか。 ズタズタボロボロの心をどう扱えばいいのか。 　サンタ名物のモアイ様（写真＝ホテルの室内にある人気者）に敬礼して、 姐さんの言いたい放題のはじまりはじまり。 ・・・・・・・・・・・・・・ 　別れは突然にやってくるものです。 永遠にこの愛が続くと思っていた時に別れを告げられると、 激しく動転したり大きく傷ついたりするものです。 落ち込み、後ろ向きになってしまうこともあります。 　「振られたけれど、忘れられない」「あきらめられない」などと相手に未練たっぷりな場合は、 本当につらいものです。悶絶して七転八倒の苦しみを味わうこともあるでしょう。 　そんな状況をどうやって切り抜けるか。 　「相手の愛がさめた以上仕方ない。潔く諦めよう」とスッパリ割り切る方法はあります。 かっこいいように見えますが、これは実際問題かなり難しいですよね。 そういう意味で実行可能性はちょっと低いかもしれません。 　諦めることにより次に進めるのですから、もっと実行可能性の高い方法があったほうがいいですよね。 誰でもできる方法があるんです。 　まず、立ち直るためには無理をしないほうがいいのではないか、と考えるのです。 つまり、ジタバタしていいと考えるわけです。 苦しいという感情を表に出すのは、 みっともないことではなく、かっこいいことだと考えるのです。 　だって、心を通わせていた大切なものが壊れるのですから、 心がズタズタになるのは当然ですよ。ズタズタになるのは素晴らしい恋愛をしていた証拠なんです。 反対に、破局になっても平気な場合は、たいした恋愛をしていなかった可能性があります。 　悲しい時やつらい時には泣いていいんです。 無理に前向きになる必要などありません。 未練がましく愚痴っても、恨みつらみを思いっきり吐き出してもいいんです。 涙をボロボロ流すことで吐き出すことでズタズタになった心が少しずつ癒されてゆくのですから。 　さて、泣きわめいていると、吹っ切れる一瞬がやってきます。 　「よく見たら、たいしたヤツではない。この程度の男なのに、 なんで私はこんなかっこ悪い状態になっているんだ」とか 「彼が離れていったのは私にも悪いところがあったのかもしれない……」 などと吹っ切れる瞬間が、ジタバタしている時にやってくるんです。 　自分の感情を大切にしてあげることができるのは、 ほかの誰でもありません。自分だけです。だったら、 苦しんでいる自分をそのまま受け止めてみましょう。 心の“痛み”を大切にしていいんです。素晴らしい恋愛を振り返っていいんです。 そうした思いが、「吹っ切れる瞬間」をきっと招いてくれます。 　もう１つ別の方法もあります。 別れた相手への未練タララタ状態をじっとやり過ごすのはつらいから、 予定をいっぱいにするんです。 予定をいっぱいにする努力は大切です。こんな時には同性の友人はありがたいもので、 特に女友達は愚痴を聞いてくれます。 　苦しんでいる側は女友達に何かアドバイスを求めているわけではなく、 ありのままの感情を受け止めてほしいだけなのです。 失恋した時や落ち込んだ時、つまずいた時に泣かせてくれ、 さみしさを癒してくれる女友達は心のビタミン剤です。 だからこそ、恋愛中でも女友達は大切にしましょうね。 　こうして過ごしているうちに、 愚痴を言ってばかりの自分に気づきます。 そんな自分が嫌だなぁと思えるようになれば、 立ち直りつつあるというサインです。 　吹っ切れる瞬間が来たら、それまでの空白の時間を埋めていきましょう。 再び人生の本番を始めるのです。歩き始めればまた新しい出会いがあります。 別れは新しい出会いへの第一歩と考えられるようになったら、 あなたの人生は再び素晴らしい輝きを取り戻すに違いありません。

	©2004, 沖縄王