ワクワクドキドキの入り口


沖縄初上陸のマーク・ジェイコブズ


「沖縄王主催最優秀美術賞」を受賞しました……と言いたいくらい内装に凝っているヴィヴィアン



広々とした空間で優雅さを満喫する

「沖縄アウトレットモールあしびなー」探訪記

 ここ沖縄でいよいよ本格的なアウトレットモールが誕生した。  「アウトレット」とは余った在庫品をかなりの割引価格で メーカーや専門店が販売する店舗の意味ね。 その店舗が集積されたのが「アウトレットモール」だ。

 「沖縄王」内でブランド好きの1、2位を変酋長と争っている私としては、 先に出向いてその鼻をあかしたい。というわけで、さっそく足を運んでみた。 豊見城市豊崎という場所に不慣れな私は、とりあえず案内板を目印に行ってみることにした。

 車を走らせる。「お、あった。あった。ここを左なのね」。 「あ、また、あった。おー、ここを右折して3kmね。もうすぐだぞぉ」 と右折して意気揚々と進む。が、ある工場の建物に着いてしまった。 行き止りだ。「これは絶対モールじゃないよね」と念のために連れに確認し、 車をUターンさせる。どこじゃい?

 その周辺でそれらしい場所を探してみたが、見当たらない。 ついにギブアップし、近くのコンビニで場所を尋ねた。 店員さんは「こちらの地図でご案内します」と 店の入り口に貼られた地図で教えてくれた。 真摯で丁寧な店員さんに感動しながら (ローソン糸満西崎三丁目店のお兄サマありがとう!)、 店を後にし、目的地を目指す。

 数分走らせると、遠くにそれらしい建物が見えてきた。 お、けっこうデカくて広そうだぞ。近づくにつれ、胸が高鳴る。 「ASHIBINAA」と書かれた看板が目に付く。さっさと駐車場に車を停め、 建物内に入った。

 思ったよりモールらしいモール(どんなだ?)で、 店舗が多い。贅沢と思えるほど広々としている。 通りに設置されているベンチはすごくオシャレで、 ちょっとした優雅さを感じさせる。 案内板で配布されているパンフレットを手に、お目当てのショップへGO!

 まずは沖縄初上陸の「マーク・ジェイコブス」だ。 若手ながら最近ではルイ・ヴィトンのデザインをも手がけるマーク・ジェイコブズである。 シンプルでカジュアルなので、誰でも気軽に着やすい。 色使いは洗練されており、とってもかわいいのだ。 目当ての服を見つけた。しかし、気づけば今日はお給料日前で金欠状態であった。

 「次はお金をいっぱい準備してまた来るね」と泣く泣く「マーク・ジェイコブズ」に 別れを告げ、こうなったら冷やかしまくりましょうと決心し、大胆にも「アルマーニ」に入る。

 ゴージャスでセクシーなアルマーニの服を堪能(つまりは、見てるだけ〜)したあとは、 足が長く細く見えるというジーンズで有名な「アールジーン」である。 ちょっとポッチャリ目(かなり控えめな表現?)な私には合うサイズがない。

 落ち込む気分を吹っ飛ばす勢いで今度は「ベネトン」だ。 ある上着に一目ぼれしてしまった。お値段は手頃だ。 サイズを確かめると「XS」という文字が。日本サイズにすると「7号」である。 「ナナナナナ……7号なんて着られるわけないじゃん」。トホホ気分で服を戻す。

 でもまだまだくじけない!「ELLE」へ向かう。 ここでどうにか上着を2枚ゲットした。

 その際店員さんから「あしびなーメンバーズカード」を薦められた。 ASHIBINAA施設内(一部店舗を除く)で買い物や飲食をするとポイントがもらえると いう。ポイントがたまると、買い物券に交換出来るお得なカードである。 私はリピーターになるであろうと自分で確信し、さっそく申し込んだ。

 老舗の高級バッグ「ボッテガ・ヴェネタ」(何と正規値札の10分の1のお値段の 商品が!)や泣く子も黙る「グッチ」、「ジェニー&ビブロス」、「ヒューゴ・ボス」、 「ヴィヴィアン・ウェストウッド」、「ストラネス」などは、沖縄でショップを構えるのは初めて だと思う。

 いやはや、いつもながら買い物に出かけるたびに思い知らされるのは、 「ダイエット」という今までに何千回と試してきた苦行だ。 いや今度こそがんばるぞ! と「回転飲茶」でたっぷり食べたあとに決心したものの、 その2時間後には紅芋デザートの誘惑に負け、食べている 自分がいるのであった。(沖縄王・Kiyomi G.)





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