「慰霊の日」は県平和祈念資料館がお得

 6月23日の「慰霊の日」は県平和祈念資料館が お得だ。この日限定で午前9時から午後5時まで、 2階の常設展示室が無料開放されるのだ。

 通常は大人300円、子供150円だ。家族そろっての入場なら 1000円程度は浮くことになる。恋人同士(別に同性同士でもいいのだが)なら2 人で600円浮く。沖縄そば1杯分のもうけである。 「もうけ」ってことはないか。

 資料館に行くなら、『争点・沖縄戦の記憶』(社会評論社)を 持っていこう。歴史に対して傲慢な稲嶺知事らが 展示内容を改竄しようとした経緯や背景が記されている本である。 改竄しようとした部分はきっちり収録されているので、 それを見ながら館内を見て回ると、稲嶺知事を頂点とした 県政首脳陣の頭の中が見える(そんなものが見えても 仕方ないのだが)。

 資料館の前には旧日本軍の兵器が展示されている。 かつての監修委員から批判の声が上がっている展示物だ。 その問題点も本に記されている。この際、 勉強しておきたい。

 例年の梅雨明けは6月23日である。梅雨が明けたら いよいよ夏本番だ。暑くて大変だ。でも、 資料館内は空調がよく効いているから 過ごしやすいぞ。(沖縄王・西野浩史)
 





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